こんにちは sannigo(さんご)です。いつもありがとうございます。
お金を貸してくれる上に、担保として持病を持ち去ってくれる神様を御存じでしょうか?そんな都合の良い神社が実は浜松市天竜区二俣にあります。その名を『金貸水神社』といいます。
椎ケ脇神社のご案内によると『金貸水神社』のキャッチコピーは、『お金を借りて病全快、鹿島を見守る水神様』だそうです。
つまり、”借用証文に病名を書いて奉納すると、借金ではなく抵当の病気が返済されるという、ほかに類を見ない珍しい言い伝えがある”(椎が脇神社氏子総代会)のがこちらの『金貸水神社』なんです。
では、さっそく、深堀りしながらお参りしていきましょう。
金貸水神社
場所:浜松市天竜区二俣町鹿島
《アクセス》
電車:バス:遠鉄電車[西鹿島駅]から徒歩22分
天浜線[二俣本町駅]から徒歩27分
車:新東名高速道路[浜松・浜北IC]から約7分
駐車場:『椎ケ脇神社』にありますので、そこから歩くことをおすすめします。椎ケ脇神社から神社の階段経由なら約1分で着きます。また『納涼亭』さんの第二駐車場が使用できるそうです。
金貸水神社


『金貸水神社』は『椎ケ脇神社』の末社です。本社の『椎ケ脇神社』は、『金貸水神社』のある坂の上にあります。
御祭神は彌都波能比賣神(みづはのめのかみ)です。この神様は、淤加美神とともに、日本における代表的な水の神(水神)です。
『古事記』の神産みの段において、火の神であるカグツチを生んで陰部を火傷し苦しんでいたイザナミがした尿から、和久産巣日神(ワクムスビ)とともに生まれたとされています。
関連記事≫


『金貸水神社』は、天竜川の脇に立つ小さな神社で、浜松市街から向かうなら鹿島橋という鉄橋を渡る手前で左へ曲がると、徒歩約3分で右側の天竜川岸に小さな祠が現れます。先日、私はちゃっかりお参りして、噂の借用書もお供えしてきちゃいました。
「ちょっと何言ってるかわからない」とおっしゃる方も大丈夫!『金貸水神社』には、どなたでもこの仕組みがわかるようにと、お願いに使う借用証文の書き方の見本が用意されています。もちろん、証文の用紙も置かれています。
中日新聞の記事によると、地元では「水神さま」と呼ばれ、金貸伝説はあまり意識されていなかったといいます。ところが浜名高校の史学部員が研究して成果を発表した結果、『椎ケ脇神社』は『金貸水神社』の案内板を昨年(2023年)新たに設置したりとPRし始めたそうです。
歴史
どうして?こんなにも都合の良い神社があるのかといえば、520年ほど前から1人の信心深い権三郎という船頭にまつわる言い伝えが残されているからなんです。その言い伝えは、昨年新設されたという案内板に書かれています。引用してみましょう。
病気を担保に金を貸す
金貸し水神さま水神宮病気証文の由来
明応八年八月十四日(約四百六十年前)の事、天竜川が氾濫し鹿島村の河岸に祭ってあった、水神様が流れだした。 これを見た地元の船頭権三郎が激流に飛び込み、お救いして現在地にお祭りした。
所が権三郎は水の冷えで、持病の(せん気)再発により重体におちいった。するとある夜、水神様が夢枕に立ち「そちの病気はこの度の功により速やかに全快させてやる。 尚その他病気で苦しんでいる居る者があれば病気を質とし 借金証文を上げさせよ。期限までに必ず全快させよう。」
とお告げがあり、権三郎の病気も不思議と全快した。 それ以来、病気の水神様として人々の信仰厚く、遠近からのお礼参りや祈願かけされる人が現れるようになった。
(案内板より)
権三郎の言い伝え


言い伝えでは、今から520年ほど前(室町時代の中頃)、天竜川が氾濫して山崩れが起き、鹿島村(現在の浜松市天竜区二俣町鹿島)の川岸にお祀りしていた水神様が流されてしまいます。この時に一人の船頭が激流に飛び込み、水神様を引き上げ助け出しました。
そして、安全であろう現在の神社と同じ川岸の高い場所に水神様を祀りました。ところが、無理がたたった船頭は持病が悪化。助けてもらった水神様は感謝して夢枕に立ち「病気を質に借用証文を書きなさい」と告げ、見事に病を癒したとされています。
後に村人たちもこの恩恵に与り、この水神様の評判が広く伝わり、いつしか「病気の水神様」「金貸水神様」と呼ばれるようになったということのようです。
関連記事≫
最後に
友人から、新聞に「お金を貸してくれる上に、担保として持病を持ち去ってくれる神様がいるって記事が出てるよ」と教えられ、持病持ちの私は「これはお願いしないわけにはいかない!」と、『金貸水神社』をお参りできる日を楽しみにしていました。
ようやく、お参りできたのは記事を読んでから約1年もあとになってしまいましたが、これで30年来の持病が治ってしまうのかしら?とわくわくしていました。
最初はちょっと仕組みが理解できなかったけれども、実際「返済できぬ場合は私の病気を質といたします」と書かれた借用書に金額と病名を記入することで、なるほど!金銭を借りるわけではなく、病気を質として病気平癒を祈るということなのだな。とようやく理解できたのでした。
まず、天竜二俣という場所が自然あふれる場所で、ゴツゴツとした大きな岩が多い場所で、川の流れが聞こえるほど静かで自然がいっぱいの場所でした。しかも、お昼時だったこともあり、始終うなぎの『納涼亭』さんから香ばしい香りがまとわりついて、とても幸せな時間が過ごせました。
もちろん、「うなぎは香りを楽しむもの」と教えられて育ったので、いただいてはいません。というか、経済状況が許さずいただけませんでした。ガックシ!
というわけで、今回は『金貸水神社』をお参りしたというか、持病をが治りますように!と借金して、持病を引き取ってもらったという珍しい形ですが、より願い事が叶うような気持ちを持てた参拝でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。では、またです。